【絵本沼読書会】#4 『マンヒのいえ』

課題図書は『マンヒのいえ』(クォン・ユンドク/みせけい/らんか社)です。

日本の韓国絵本ブームの起点となったこの絵本、みなさんと一緒にハマりたいと思います(^^)

韓国絵本がこの作品で印象が変わったということを子の読書会で共有できてすごくよかったです。

参加者の方からは下のような嬉しい声が届きました。

  • 今回も沼に片足入れてしまったかもという絵本沼読書会になりました。 『マンヒのいえ』の心地よさを、今の日本で望むのは難しいご家庭も多いのではと、読書会が終わって感じています。子どものそばに常に誰かがいる、しかもあたたかい関わりを持って。子どもが子どもらしくいられる時間を大切にしたいなあ。  進み矢さんのおはなしも、参加者のみなさんのお話も、自分にはない視点が多くて、1冊の絵本を何倍も楽しめました。  韓国の絵本、もっとじっくり読んでみたくなりました。ありがとうございました。
  • 実は時間がなくてさらっと読んだだけだったんですが、進み矢さんや他の参加者さんのおはなしを聞いていくとどんどんいろいろな発見ができました。ほんとすばらしい絵本ですね。入手困難なのが残念です。「はやくあいたいな」のことを聞いて、「あー」と思いました。
  • この会はみなさんの率直な意見を聞けるので、とても勉強になりますし、自宅のリビングでくつろぐ感じ?で緊張感もなく、楽しく参加しました。
  • 本日はありがとうございます。 楽しい会でした。 いろいろな立場からの見方があり、 1冊の絵本をぐるりとみるのは本当におもしろいですね。 途中で入る進み矢さんの「余談」も楽しいです。 今回に関しては「韓国のイメージは?」という最初の問いかけにみなさんふわふわしていたのが意外でした。「マンヒのいえ」のような絵本を好きな人は 韓国または文化に興味津々なのかと思っていましたが… とにかく個人的に「マンヒのいえ」以外のものの読み込みがたりず「韓国絵本」について あまり予備知識のないまま参加でしたので、みなさんのお話しがきけて、 いろいろと、とっかかりができて有意義な時間でした。 「自分の思う韓国という国」と「絵本で感じる韓国」とのギャップをうっすらと感じていたのですが、最後に話に出た「日本で翻訳されるもの」という鍵で 次のドアが開いた感があります。 とてもおもしろい展開でした。 よい絵本をご紹介くださり本当にありがとうございます。
  • 絵本沼の読書会の機会がなかったら、知ってるつもりの韓国の絵本を再読しなかったと思います。 「マンヒのいえ」では、建物や建具の方が気になって(興味があって)、実はあまり人物については印象が薄かったのです。 進み矢さんがおっしゃった、すんなり読めたかどうか…という言葉の意図していることは理解できますが、特に違和感なく読んでいるのは、絵本のお話の世界と捉えているからなのかもしれません。(ただ、「花ばぁば」の絵本は内容も存在を知らなかったので、図書館で取り寄せてみてびっくりしました。絵は子どもたちの目にふれることを前提に描かれていますが、正直、どう受け止めて良いのか迷います。) 「マンヒのいえ」は学校の図書館にあたりまえにある本ですが、相当傷んできています。古くなっても新しいものが買えない優良な本を大事にしていきたいですし、紹介することによって,子どもたちの手に届き(もちろん,大人の手にも)記憶に残る本になると思います。 学校司書としても図書ボランティアとしても、日々の活動の中でこうした絵本との出会いを繋いでいけたらいいな、と思います。